こんにちは。
ようやく秋らしくなり、近頃は朝・晩は肌寒さを感じる日も増えてきました。そんな時は温かいお味噌汁やごはんを食べたくなりますね。
そこで本日は木の器をご紹介致します。熱いもの入れても熱が伝わりずらく、これからの季節にもぴったりですよ。
自然素材の木目が美しく、同じ木の種類でもそれぞれ個性があり、まさに「ひとつだけの器」。
そして持ってみると驚くほど手に馴染み、薄さの技術にも圧倒されます。木地師(きじし)というろくろを用いて木工品を加工する職人が、素材の精度を見極め、高い技術でつくりあげています。
また、一般的にはお椀などを作る際は『縦木取り』という木を縦にスライスしたものからお椀を作り上げますが、こちらの器は『横木取り』という方法で作ります。木を輪切りにした状態からお椀の形をくり抜く方法。木の成長に逆らわず取り出せるため木の変形が少なく、衝撃にも強い器が出来上がります。しなやかで薄く削ることもでき、職人の技術が詰まった器ですね。
それでは、一部商品をご紹介していきます。
まずはコロンとした曲線のフォルムが可愛らしいタイプ。木の種類がいくつかあり、それぞれ違った魅力を見せてくれます。
楓の木の器:ほんのり赤みがかった白色が優しい印象の器。木目も繊細でサラッとした肌触りが気持ちが良いですよ。
楢(ナラ)の木の器:楢(ナラ)はウイスキーなどの樽にも使用されるほど耐水性にも優れた木です。木目もはっきりと存在感がありますね。
次はひとつひとつのフォルムが個性的で美しい器です。それぞれ日本古来から受け継がれてきた名称があり、意味を考えながら選ぶのも楽しそうですね。ギフトにもおすすめの品です。
木の種類はどちらも欅(ケヤキ)ですが、フォルムに沿った木目が引き立たせてくれています。
杵型:杵の形を表現しています。
お祝いのときには餅つきをすることから由来し、慶祝の意味があります。
瓢型:瓢箪(ひょうたん)の形を表現しています。古来、ひょうたんは薬入れなどにも使われていたことから、無病息災ともいわれています。
招福と健康を願い、家族やお世話になった方に贈るのもいいですね。
毎日の食事こそ、肌馴染みが良く気に入ったものを使うことで、より美味しく感じることができそうです。
「木の器は普段使いしやすいか不安…」というお声を聞くこともありあすが、お手入れも簡単です。お使いいただいた後は、水に浸けずに早めに洗ってください。そしてフキンでしっかり水気をとっていただければ大丈夫です。
店頭には他の種類もご用意しております。ひとつずつ表情が違うので、お気に入りのひとつを見つけてみてくださいね。