ボー・デコールでは様々な種類のソファを展示しております。ソファといっても一見同じように見えるものもありますよね。
何を選べばいいのか、見た目で決めて良いものか、なぜ金額に違いがあるのか、、、たくさん謎はあると思います。
今回は第2回目『ソファを選ぶ時にみるポイント』としてソファの造りの違いや張地の違いなど、買う前に知っておくべきソファの違いについてご紹介したいと思います。
目次
- ソファの座り心地を決める構造について
- ソファの張地の種類
- まとめ
ソファの座り心地を決める構造について
ソファは見た目の素敵さももちろんですが、用途としては座っていただくものになります。ソファ=身体を受け止めてくれるものになりますので、座り心地は見た目以上にすごく大事なところになってきます。
座り心地で重要なことは、座面に使用しているクッションはどんなものでできているか、そして座面クッションの下の構造です。
まずは、座面に使用する主な素材についてご紹介致します。
大きく分けるとウレタンとフェザーの2つです。
◆ウレタン
原油からとれる成分に添加剤を混ぜて形成したもの。軽くてクッション性があるのが特徴。暮らしの中でも幅広く取り入れられる素材の一つ。
ウレタンは密度によって沈み込みの感覚や耐久性が異なります。
密度が高いウレタン程、硬くなりへたりにくくなります。しかし密度が高ければ高いほど湿気がたまりやすくなってしまうため硬ければ長持ちでいいソファ!というわけではないのが難しいところ。
ソファによっては密度の違うウレタンを層にして程よい柔らかさと耐久性を実現しているものもあります。
◆フェザー
水鳥の羽毛で軽く、保温性が高い高級素材。優しくしっとりと身体を包み込み、ふっくらとした座り心地が特徴。空気を含ませることで形を復元できる。
何と言っても柔らかな座り心地、包まれるような感覚を味わえるのがフェザーソファの魅力の一つ。
しかし、フェザーはウレタンと違い復元する素材ではない為、座ったり寄りかかると偏りがでます。
しかしこれはへたりではなくフェザーが動くことによる【寄っている】状態なので、クッションをたたいたり空気を入れることで元の形に戻すことができます。
続いてクッションの下の構造は主に3つです。
◇ウェービングテープ
フレームに格子状に張る、帯状のゴムベルト。軽さや静音性に優れ、しなやかな弾力があり、クッション効果がある。
◇S字バネ
S字形をしたバネを連結棒でつないだもの。コイルスプリングに比べ弾力性は控えめだが強度がある。
◇コイルスプリング
弾力性に富んだらせん状のスプリング構造。面でしっかりと受け止める為、底つき感なくクッション性がある。
ソファのクッションの下まで見る方はあまりいないかもしれないですが、座り心地にはとっても重要なところです。クッションの中材とクッション下の構造で座り心地は大きく変わります。
ソファを置いたらどんな風に座りたいか、実際にお店でくつろいで体感してみてください。
見た目も大事ではありますが、自分に合った座り心地のソファでなければせっかく置いたのに気持ちよくくつろぐことができません。
まずは沢山座ってお好みの座り心地を感じてもらいたいと思います。
ソファの張地の種類
ソファは大きさによってはとても存在感のある主役ともなる家具です。
大きな存在なのでもちろん見た目も気になりますよね。そこで大事なのは張地です。
張地は主に3種類あります。
◆天然皮革(本革)
ソファの革で使われることが多いのは牛革です。
牛革は肌触りがしっとりとなめらかなのが特徴です。耐久性もあり使えば使うほど深みのある色に変化してきたり、お手入れをしながら長く使うことの楽しみがあるのも魅力のひとつです。
◆人工皮革(合成皮革)
マイクロファイバーなどのファブリックと合成樹脂を混ぜた素材で、見た目がレザーのような質感を持ち、ソフトレザーともいわれます。
加工や着色がしやすくインテリアに合わせやすいのが特徴。ふき取りやすいので何かこぼした時にも安心。
◆ファブリック(布)
ファブリックならではのあたたかたとやわらかさを感じさせてくれる素材。
カラーバリエーションが豊富なのでインテリアに合わせやすいのも特徴です。
他の素材と比べると汚れには弱いですが、中には本体から外して洗濯が可能なものやクリーニングが可能なものがあるのでお手入れしやすいものも豊富です。
張地は見た目として大きな存在感がありますが、耐久性やお手入れのしやすさにも関係してきます。実際に触って素材の感触を確かめて決める必要がありますね。
お店にもさまざまなソファの展示がありますが、展示のソファの張地はあくまでも一例にすぎません。
各種ソファはたくさんの張地の種類がありますので、お気軽にスタッフにお声がけくださいね。
今回はソファの構造についてご紹介させていただきました。
見た目は似ているものも構造が違うことで全く座り心地が変わったり、同じソファでも張地を変えると全く別の印象になります。
ソファを選ぶポイントとして一番大事なのは、ソファを置いてどのように過ごしたいかです。
しっかりと座りたいのであればあまり沈み込まないのがいいかもしれません。寝転びたい、くつろぎたいのであればクッション性のあるものがいい場合もありますので、ぜひ過ごし方をイメージして座って触って感じてください。
10/10㈯から始まるソファ展ではいつもよりも展示ソファを増やして皆様をお待ちしております。
次回は、実際に悩む方も多い【vol.3 選ぶときのポイント~サイズ編~】です。
playlist_add_check 選ぶときのポイント~素材・構造編~
ソファは見た目も大事だが、なにより座って自分の好みの座り心地を確認すべし。
ソファの座り心地はクッションの中材とクッション下の構造によって大きく変わります。
張地はとっても豊富。展示はあくまでも一例なのでお気軽にスタッフにお声がけください。