こんにちは!
林業体験リポート最終回の今日は、阿賀町の山々で出逢った素敵な風景のお届けです。
前回のリポートの様子はこちらからどうぞ
午前中の作業が終わると、待ちに待ったお昼ごはんの時間♪
作業をしていた場所から5分程車を走らせたところにある赤崎山展望台へ。
阿賀の山々を一望できる絶景。
中々こんな景色は見れないので、みんな大興奮でした。
御昼どきはこの日一番のくもり空に加え、風も強くなって寒かったのですが、外で食べるごはんとあってなんだかみんなとっても楽しそう。
ちなみに事前に、せっかくの大自然の中でのお昼だから、お弁当は手作りで!というルールを設けていました笑
しかし、料理がめんどくさい、できない!!というスタッフも…
そこで、そんなダメなスタッフのために、手作りのお弁当を作ってきてくれた入社2年目の渋谷さん!
とってもおいしい愛情たっぷりのお弁当に心も身体も満たされました。
さて、お昼ごはんを食べておなか一杯になったあとは、作業に戻る前にとある場所に連れて行ってもらいました。
それがこちら。
伐採したばかりの杉林です。
重機を入れて間伐していきます。
ある程度大きくてまっすぐの木は残して、更に大きく育てるそう。
大きく育ててるには沢山の光と栄養が必要。
定期的に間伐することで、より大きな木を育て上げます。
何十年も時間をかけて行っていく地道な作業です。
実際に切った杉の木を近くで見せてもらいました。
こちらは杉の雄花、ここから花粉が飛びます。
くしゃみが止まらなくなるスタッフがいましたが、花粉のせいでしょうか…
ちなみに、この真ん中の丸い実が杉の球果。
この実を何年か大事に育て、苗木にしたあと植林するそうです。
前回のブログでもご紹介しましたが、苗木はまだまだ弱く栄養を必要とするため、こまめなお手入れが必要。一つの杉林を育てるにも、膨大な手間とお金がかかります。
林業をする若者も少なく、後継者不足も課題にあげられています。
つい先日、こんなことを知りました。
杉の木は日本だけの固有種で、学名は「クリプトメリアヤポニカ(Cryptomeria japonica)」
これは
「日本の隠れた財産」
という意味なんだそう。
「隠れた」ということは、まだ日本人がその本当の価値に気づいていないからなのでしょうか…
現に輸入材に頼り、国内の植林が野放しにされ、荒れ果ててしまった山も少なくありません。
若い方にも杉の木の素晴らしさが広まって、林業が栄え、今以上に杉の木が「日本の財産」となってくれることを願います。
私たちボー・デコールは、これから時間をかけてこの森を手入れして杉を育てていくお手伝いをしていくつもりです。
広大な森の、たった1haの土地ですが、ほんの少しでもお手伝いができたら…そう思っております。
「ボー・デコールの森」
なんだかとても愛着が湧いてきます。
また来年ここに訪れ、同じようにお手入れをしていきますので、その際はご報告させていただきますね。
最後にみんなで記念撮影。いい顔してます^^
ふと目をやると…
それまで曇りだった空が、嘘のように晴れて綺麗な青空に。
せっかくなので、終わった後にお昼に行った展望台の更に上にある展望台にお散歩にいってきました。
素晴らしい紅葉と夕暮れ、山の上は風の音しかせず、心が休まっていくのを感じました。
わずか1日だけの体験でしたので、私たちが経験でしたのはほんの一部でしかありませんが、林業体験を通して自然の厳しさと力強さを教えてもらったような気がします。
来年の春か秋ごろに林業体験第2弾をお伝えさせていただきますので乞うご期待ください。
ボー・デコールの森が今後どう変わっていくのか、楽しみです。