年末年始にも役立つ!手織りじゅうたんのお手入れ方法
目次
アートギャッベやハグみじゅうたんは、背景やデザイン、耐久性だけでなく、”お手入れの手軽さ” も大きな魅力のひとつ。主なお手入れといえば、日々の掃除機掛け。
織りの密度が高く目が詰まっているため、ゴミや砂、髪の毛なども奥まで入り込みにくいのが特徴です。ゴミが表面に留まっていることがほとんどなので、掃除機を軽くかけるだけで安心してお使いいただけます。
日常の掃除機掛けでも十分綺麗に保ちやすいのが嬉しいウール素材の手織りじゅうたん。それでも、一年に一回はサッパリとお手入れしておきたいという方もいらっしゃいますよね。万が一不測の事態があった時「どうしよう!?」と慌てないようにしたい!というお声もいただいています。
今回は日常をはじめ、年末年始にも役立つお手入れ方法についてご案内をしていきます。
飲み物をこぼしてしまった!
「あ!こぼしちゃった!」と慌てると思いますが、まずは慌てずに冷静に対応いただくのが大切です。
ウールはもともと脂分が豊富であるのと同時に、人間の髪の毛と似ている構造をしています。水が表面についたとしてもすぐには染み込まず表面に留める働きをしてくれます。
なにかをこぼしてしまった時の対処方法としては、下記の流れのとおりです。
①こぼした部分をティッシュや乾いた清潔なタオルで水分を拭き取る
(ゴシゴシと拭くのではなく、軽く押さえるように押し拭きをしてください)
②タオルで水拭きをする
(①と同じく広げるのではなく押し拭きが有効です)
③乾いたタオルで乾拭きをする(ここで水分が残らないように拭いてください)
④自然乾燥させる
以上です。
※お役立ち動画※
飲み物をこぼしてしまった!対処法
上記URLから動画をご覧ください。コーヒーをこぼした場所もすぐに底まで染み込んでいきません。そのため慌てずに対処ができます。
ドロッとしたものをこぼしてしまった!
水分もあるけれど粘度が高い、そんな食品はすぐに染み込みにくい半面、拭いて落そうとすると余計落ちにくくなります。
※お役立ち動画※
ドロッとしたものをこぼしてしまった!対処法
今回のお手入れでは”ご家庭にある塩”を使います。落とした汚れを覆うように、まんべんなく塩をかけてください。たくさんかけるのは勇気がいるかもしれませんが、水分をしっかりと吸い取ることはとても重要ですので、たくさんかけてください。
少し時間をおくと、塩がヨーグルトの水分を吸ってくれますので、水分を吸った塩を汚れごとスプーンでそっと取り除きましょう。取りきれなかった塩は掃除機で吸い取ります。
少し残ってしまった場合は、水で固く絞ったタオルでぽんぽんと叩いて落します。ここは基本のお手入れと同様、決してこすらないでくださいね。
最後に水気を残さないように、乾いたタオルでもぽんぽんして完了です。
新年に向けてサッパリさせたい!
大掃除の時や、季節が変わった頃に『もっとサッパリさせたい!』という方も多くいらっしゃいます。その場合は硬く絞った布巾で水拭きがオススメ。掃除機では取れない、蓄積された黒ずみやべたつき・皮脂汚れが軽減するので、より良い状態でお使いいただけます。
【①水拭きをする頻度はどれくらい?】
通常のご使用であれば、一年に一度の年末の大掃除の時だけでも十分です。気にならない方はそもそも必要ないくらいです。元気なお子様がいらっしゃって、よく汚すんです・・・というご家庭の場合は、四ヶ月に一度程、季節が変わるタイミングでしてあげても良いかもしれませんね。
【②水拭きをする前の掃除機掛けと床掃除】
まず、絨毯の表と裏の両面、そして普段絨毯を敷いている床にもしっかり掃除機をかけてあげます。床には良く絞った雑巾で拭いていただくと尚良いです。羊毛の絨毯独特の遊び毛は、表だけでなく裏からも出ます。ずっと敷きっぱなしにしていた絨毯をめくってみたら、意外に遊び毛が出ているかもしれません。
裏面に出る遊び毛は細かく砕かれ、砂のように粉っぽくなっている場合が多いです。普段見えない所だからこそ、この機会にしっかり拭き上げると、サッパリ度がアップします。
【③水拭きの手順】
①水で固く絞った雑巾で、全面を拭く。
②乾いた雑巾で、全面を拭く。
たったこれだけです!静電気が起きにくい羊毛の絨毯は素直に汚れが取れるので、これだけで十分サッパリできます♪
ポイントとしては、水気を残さない事。
絨毯は湿気に弱い為、湿気をこもらせない事が大事です。天然の羊毛には湿気を吸ったり吐いたりと、湿気を調整する作用はありますが、濡れっぱなしは禁物。負担をかけないよう、乾いた雑巾で拭きあげてください。コツは頑張り過ぎないこと。頑張りすぎるとタオルでゴシゴシ擦って繊維を傷めてしまう可能性が高まります。
また、天然素材のウールは、化学繊維に比べると、静電気が起こりにくい素材です。そのため、絨毯に落ちたホコリなども掃除機で簡単に取れます。
化学繊維の絨毯の場合、掃除機掛けの摩擦で静電気が起こり、掃除をしたいのに絨毯にホコリがついて取れない・・・ということになります。場合によっては、掃除機のヘッドについているゴミやホコリを絨毯にこすりつけている、ということにもなります。この蓄積で、掃除をしているのに全体的に黒ずんできた気がする・・・というような印象に繋がっている可能性があります。
掃除機掛けをする時は、時々裏面も掃除機を掛けていただくのがおすすめですよ♪
いかがでしたでしょうか。
日常のお手入れ方法としてもそうですが、年末年始の大掃除の際、一年を締めくくる際にも役立つお手入れ方法になりますので、皆様是非参考にしてみてくださいね。
お気に入りのじゅうたんの”一年の疲れ”を労って、楽しい年末年始になりますようスタッフ一同願っております。