こんにちは。
本日は、天然木の経年変化(色の移り変わり)についてお話しようと思います。
こちらのダイニングチェアの素材は、『ブラックチェリー材』と言いまして
バラ科の木で、産地は主に北米で計画的に植林されています。
こんな感じの木てす。
アメリカンチェリー(さくらんぼ)なる木でもありますので、木の中に糖分が多く含まれています。
まだ、出来上がって1ヵ月ほどの展示チェアです。
まだまだ 明るい色見ですよね。
それが、1年ほどの展示のものになると・・・
こんな感じで色付いていきます!
3年ほど経つとさらに良い感じに色付いていますね。
黒い模様のようなものは、『ガムスポット』と呼ばれ、糖分が木の中で固まったものです。
このガムスポットがたくさんある木ほど、色付き方が早くなります。
5年ほど経つと色付きは落ち着き、これからは艶が出てきます。
ボー・デコールで10年以上展示されているこちらのダイニングテーブルは、艶も出てきて
「現品が欲しい」と言われるような仕上がりになっています。
アンティーク家具が高価な理由のひとつに
このような銘木と言われる樹種で出来た家具は、時間が経過すると色艶が変化して
付加価値が付くからなのです。
ボー・デコールの家具は、ご紹介したように木材に着色していないため、色の変化を楽しめるのです。
仕上げも植物オイルになっており、傷などをメンテナンスしながら大切にお使いいただけます。
出来立て・新品よりも 永く使っていただいた方が、愛着や色艶の変化により、良いものなっていくのです。
育てる家具・・・何だかワクワクしてきませんか?