2002年より、ボー・デコールでご紹介をしているアートギャッベ。
遠く離れたイランで織り上げられる一点物の絨毯。
そこには家族への願いや愛情など、深く温かな意味が込められています。使い込むことによって、愛着が生まれ…私たちにとって、世界でたったひとつのかけがえのない居場所に変わっていきます。
毎日の一瞬一瞬がかけがえのない瞬間だと気づき、アートギャッベの上にいると、心が少し豊かになる。アートギャッベのある暮らし。
ギャッベについて
ギャッベとは、もともとペルシア語で「おおらかな、ざっくりとした」…などという意味を表す言葉です。
イラン南西部のザクロス山脈一帯に住む遊牧民によって織られている「毛足の長い絨毯」のことを指します。
元々、遊牧生活の過酷な暮らしのなかで、ふかふかで毛足の長い絨毯を敷くことにより、暑さや寒さをしのぎ、快適に暮らすための生活道具として代々受け継がれてきました。
自分たちの育てた羊の毛を使い、糸を手紡ぎし、自生する草木で染色して、手織りで織る。
そんなシンプルな知恵の集積が 一つの絨毯を生み出し、家族で受け継がれながら使われていきました。
生活道具として気兼ねなく使えるだけでなく、手仕事の温もりと一点物の個性を楽しめる世界に一つだけの表情をもつ絨毯です。
身の周りの山脈や、四季、家族への想いや願いなど、色々な暮らしや風景からインスピレーションを受け、アートギャッベは織り上げられます。
ギャッベの生まれるイランのシラーズは、標高が2500~3000mある山岳地帯。寒暖差が一日に約30℃もあり、雨もあまり降らないため空気も乾燥していて、日本とは気候も生えている植物もまるで違う、とても厳しい環境です。
そんな環境の中で、ギャッベに使われる毛をもつ羊は自らの毛で湿度調節を行います。人間は洋服を重ねたりの調整ができますが、羊たちはできませんので、その機能が高まります。
アートギャッベに使われる羊の毛は調湿効果にも優れているため、暑さ・寒さにも耐えられる上質なものに育つのです。
100年物のオールドギャッベ
遊牧民が大切に受け継いできたギャッベ。選定人がイランで懇願し譲り受けた大変貴重な一枚。
アートギャッベと呼べる品質を求めて
私たちは、2002年からイランの現地でギャッベの選定を始め、協力してくださる方々、現地の方々のおかげで、長くお客様にアートギャッベをお届けすることができています。現地にあえて行くことで、納得のいく一枚をイランの空気を感じながら、妥協せずに選んでいく…そんな想いから選定人が年に3、4度イランを訪れています。
ギャッベは、手仕事の蓄積で出来上げるからこそ、それぞれの個性があり、品質に大きな差があり、見極めることができます。
どれも一生懸命時間をかけて出来上がったギャッベだからこそ、全てが魅力的であり、出来ることなら全てを選定したい…
けれども、大切なのは今後アートギャッベを家族としてお迎えしてくださるお客様にとって本当にこれで良いのかどうかです。
皆様に長く使っていただくために、吟味しながら一枚一枚選定を行っています。
そうして選び抜いた一枚一枚が、アートで「作品」と呼ぶに相応しい、長い月日をかけた手仕事の結晶です。
アートギャッベはデザイン・品質だけではなく、お部屋に合わせたときのイメージや手触り、踏み心地、織りの丈夫さなど…全てを見極め、丁寧に選定をしてきています。
ぜひ、店頭でアートギャッベの魅力をお確かめください。
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