HOME  EVENT   特集【アートギャッベとの出逢い方 vol.3】犬ちゃん・猫ちゃんと暮らす方へ

特集【アートギャッベとの出逢い方 vol.3】犬ちゃん・猫ちゃんと暮らす方へ

全10回に分けてお届けするアートギャッベとの出逢い方。

「犬がおしっこをするからなあ」
「猫が吐くから心配」
「爪とぎでボロボロになったらどうしよう」

ペットを飼っていると、日々いろんな汚れやアクシデントに遭遇しますよね。
「ギャッベは可愛いけれど、うちの子が汚してしまったら…」
半数近くの方が悩まれるのが、こちらのお悩み。

今回は「普段のお手入れ方法」や「ワンちゃん、ネコちゃんならではのアクシデントの際の対応」などをご紹介していきます。

 

目次

アートギャッベのお手入れ方法

アートギャッベは目が詰まっているためゴミが絨毯の中までは入りにくく、表面にとどまってくれます。そのため、普段のお手入れとしては掃除機をかけてあげれば十分です。

ただ、お気に入りのアートギャッベと長く快適に過ごしていただくためには、これからご紹介する定期的なお手入れもぜひ実践していただけたら嬉しく思います。

①普段のお手入れ方法

アートギャッベのお手入れのポイント
① こまめな掃除機掛け
お部屋を毎日掃除する方も中にはいるかと思いますが、1週間に1度か2度ほど
ギャッベに掃除機を掛けてあげるだけです。

掃除機のかけ方
・毛並みに沿って撫でるように掃除機掛けをする。
手織り絨毯の特徴の一つとして「毛並みの流れ、向き」がありますが、アートギャッベは高密度で織られており絨毯内部までゴミが入りにくいので、普段のお手入れでは毛並みに沿って掃除機を掛けていただければ大丈夫です。

注意点
・必要以上に掃除機を掛けすぎない事。
例えば、回転ブラシ付きの掃除機を頻繁に掛けることによって「紡いだ羊毛」がほぐれ過ぎてしまい必要以上に遊び毛として抜けてしまうからです。

②定期的なお手入れ方法

安心して長くアートギャッベのある暮らしを過ごしていただくためには、掃除機を掛ける以外にも定期的なお手入れをした方が良いです。

① 月に1度~2度の水拭きをする。
硬く絞ったタオルなどで毛並みに沿って水拭きしてください。アートギャッベの羊毛は上質な脂分でコーティングされているので表面を水拭きすることでキレイにサッパリと使って頂く事が出来ます。

② 湿気を飛ばす。
干せる大きさのものは、風通しの良い場所で干してください。
リビングサイズのように大きなギャッベはなかなか干すことが出来ませんので、半分ずつめくり、2,3時間ほど風通ししてあげて下さい。
その際に床も乾拭きするとより一層快適に。

ウールの特徴として、お部屋の余分な湿気を吸収してくれます。そのおかげで梅雨時期のジトジトした空気も快適に。夏場の汗や熱気を吸収してサラッと過ごしやすくしてくれます。

その反面、吸い込んだ湿気は絨毯の裏側にためてしまうことも。
ウールを食べる虫やダニなどは湿気を好む習性があるので定期的に湿気を飛ばしてあげることが大切です。


ワンちゃんのアクシデントの際のお手入れ

気になるアートギャッベに出会ったけど、高い絨毯だから犬が汚してしまった時にショックが大きい、痛めてしまったらどうしようと迷ってしまう方もいらっしゃいますが、家族の一員でもあるワンちゃんと共にアートギャッベのある暮らしを満喫している方も沢山いらっしゃいます。

粗相してしまったときなど、皆さん先ずはご家庭でその都度お手入れされている方が多いです。
ここでは、もしものときのお手入れ、対処法をご紹介致します。

①おしっこをしてしまった時

しつけをしていても時にトイレを失敗してしまうことがあるかと思います。「お散歩の時間までに間に合わず」「しつけの途中でトイレを覚えていない」「歳をとって間に合わない」など。

やってしまった!というときでも慌てずに素早く対処しましょう!

1. トイレシートや雑巾で挟み込むようにオシッコを素早く吸い取ります
脂分によってしみ込みにくいアートギャッベですが、時間が経てば繊維の間から少しずつしみ込んでしまい、時間がたつほどに繊維の内部まで染みてしまいます。もちろん繊維に染み込んだギャッベも、手織り絨毯専門の職人さんのところで染抜きをしてもらう事が出来ますが若干費用も掛かってしまいますので、なるべく早い段階で吸い取って下さい。

2. 絞ったタオルで押し当てるように何度も拭き取ります
注意点としては、「たたかない事」「こすらない事」です。叩いてしまうことで繊維の中に染み込ませてしまったり、擦ることで繊維を傷つけてしまうことがあるので注意しましょう。
拭き取る回数の目安としては、雑巾やタオルに色が付かなくなるまで行えば大丈夫です。

3. お手入れした後はしっかり乾燥
普段のお手入れでもお伝えしたように湿気を飛ばしてあげることが清潔に使って頂く事に繋がります。

②ガリガリされちゃった!

・基本的には心配ありません。
アートギャッベの毛先は、パイル状では無い為爪に引っかかる事はなく、ほつれることは滅多にありません。
もしもほつれてしまった時は、補修することも出来るのでその際はご連絡ください。

 

③ギャッベの端を噛んでしまう時

小型犬であればほとんど心配いらないほど丈夫に作られているギャッベですが、大型犬などの場合は噛む力が強く、縁がほつれてしまったお客様が今までに数組いらっしゃいました。

・そのお客様から聞いた話です。
① 「ほつれを未然に防ぐ」
アートギャッベは手織りで織られている為、作るときはもちろん補修でも縁を手仕事でかがっています。
いたずらをしてしまう時期だけ、太めの糸で補強して使って、いたずらの時期が過ぎたら糸を取り除く方がいらっしゃいました。
② 「諦める」
大好きな我が子のような愛犬が、幸せそうに噛んでいるのを見たら怒れなくなりました。噛まなくなったら修理をお願いします。とお願いされました。

③ 補修に関して
ご家庭で行う場合は、簡易的(応急処置)ですが、市販の同じような色糸でそれ以上ほつれが広がらないようにかがり縫いをして下さい。
職人さんへの補修に出した際に、面積によっても金額が変わるので広がらないようにすることが大切です。


ネコちゃんのアクシデントの際のお手入れ

猫ちゃんを飼っている方の心配事として多いものは「嘔吐」と「爪とぎ」です。猫にとっては日常の習慣に近い行動ですが、やはりギャッベにされると心配かと思います。ここでは吐いてしまった際のお手入れなどをご紹介します。

①ネコちゃんが吐いてしまった時

食べ過ぎや毛づくろいの際に飲み込んでしまった毛をよく吐く事が多い猫ですが、ご自宅でのお手入れで十分対応して頂けます。

① 固形物を取り除く
嘔吐した中に含まれる固形物を広がらないようにスプーンなどで取り除いてください。
※広げたり、毛足の中に押し込まないように毛の流れに沿ってそっとすくってください。

② 弱アルカリ性洗剤で拭き取る
吐いてしまったものは酸性の胃液が含まれています。酸性は色合いを変えてしまう事もあるので、雑巾やタオルに市販の弱アルカリ性の洗剤を薄めたものを染み込ませ、押し当てるように拭き取って下さい。
拭き取る回数の目安としては、雑巾やタオルに色が付かなくなるまで行えば大丈夫です。
※注意点として、
「たたかない事」「こすらない事」です。叩いてしまうことで繊維の中に染み込ませてしまったり、擦ることで繊維を傷つけてしまうことがあるので注意しましょう。

③ 水拭き・乾燥
拭き取った後に、キレイな水で濯いだタオルなどで洗剤成分が残らないように水拭きをして、しっかりと乾燥をして下さい。

②爪とぎは大丈夫?

猫の本能でもある爪とぎに関してですが、
① 基本的には心配ありません。
アートギャッベの毛先は、パイル状では無い為爪に引っかかる事はなく、解れることは滅多にありません。
ただ、狩りをする動物でもある猫にとって爪とぎで鋭い爪をケアする意味もあるので、中にはギャッベの毛先が少し飛び出ることもあります。そのままにしておいても品質には問題ありませんが、気になるようであればハサミでその部分だけカットしてください。

また、もしも解れてしまった時は職人さんによって補修することも出来るのでその際はご連絡ください。

全国で多くの方からお使いいただいているアートギャッベ。
使うご家庭ごとに色々なアクシデントがありましたが、気になることはいつでもご相談くださいませ。

playlist_add_check 犬ちゃん・猫ちゃんと暮らす方へ まとめ

 普段のお手入れは掃除機掛けで十分です
 定期的なお手入れをすることで長く快適にお使いいただけます
 ペットのちょっとしたアクシデントはご家庭でお手入れできます
 万が一の際は専門の職人さんの手でお手入れできます

アートギャッベは、ギャッベの中でも「上質な羊毛」「細かな織り」で作られています。
普段からのお手入れで「快適に」「より永く」「愛着を持って」お使いください。
次回は「アートギャッベとコーディネートの関係」編です。お楽しみに!

特集【アートギャッベとの出逢い方】

 

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