こんにちは。8月も終わりに近づき本格的な暑さも少し和らいできましたね。
今年のお盆は行動制限の解除によって久しぶりに家族みんなが揃って食卓を囲む、という機会があった方も多かったと思いますが
家族が増えたり、小さなお子さんがいることで、お食事の際にも普段起こらないようなアクシデントがあった方も多かったでしょうか。
ボー・デコールでご紹介している家具、特にテーブルはウレタンなどの塗装代わりに植物性の天然オイルを染み込ませたオイル仕上げの商品が多いです。
天然木の質感や経年変化による色合いの変化を楽しんでお使い頂けるのが特徴ですが、木そのものの為モノをぶつけてしまった時の傷や濡れたものを長時間置いておくことによってできる輪ジミなどが付くことがあります。
本日は、10年ほどお使いのお客様からメンテナンスのご依頼がありましたので、ビフォーアフターでご紹介します。
ウォールナット材のダイニングテーブルですが、色合いも乾燥して少し白っぽくなっているのと色合いの濃いシミは、水気の物(飲み物による輪ジミや食べ物を溢して気が付かなかった)によるシミです。
普段使いでは、お食事後にグラスや器などを流しに下げて拭き上げて頂けばそこまでシミは付きにくいかと思いますが、染込ませてあるオイルが少しずつ揮発して抜けて行ってしまうとシミも付きやすくなります。
定期的にオイルのメンテナンスをして頂く事で、このようなシミも軽減できますので先ずはご家庭でオイルのメンテナンスを試してみて下さい。
それでも付いてしまったシミやキズなども、実はご家庭でもメンテナンスする事が出来るのがオイル仕上げの良い所です。
準備するものは
1、紙やすり(320番or400番は最初に削るよう、800番or1000番は仕上げ用)
2、板(紙やすりを巻き付けて削るときに使います。蒲鉾の板のようなもの)
3、きれいなタオル2枚(削りカスを拭く用、きれいな乾拭き用)
4、メンテナンス用のオイル(ボー・デコールではLIVOSオイルを使用しています。)
先ずは板に紙やすり(今回は320番を最初に使用)巻き付けて、木目に沿ってひたすら削ります。
シミが薄くなり目立ちにくくなったら、削りカスを乾拭きで取り除き、きつく絞ったタオルで水拭きした後に乾拭きで水気をしっかりと拭き取ります。
磨いた後は一先ずこのような仕上がりで、まだ少しシミが残っていますがオイルを染み込ませると目立ちにくくなります。
綿系の布(Tシャツの切れ端)に良く振って混ぜたオイルを染み込ませて、薄ーく伸ばすように木目に沿って染み込ませていきます。
全体的に薄く伸ばして、塗りムラがなければOKです。
今回はこのまま一晩乾かしました。
我ながら良い仕上がりになりました。
今回はお使い頂いてから10年位しっかりとしたお手入れをされていなかったとの事で、お預りしてメンテナンスさせていただきましたが、
2回に1回ほどオイルメンテナンスの前に、紙やすりで汚れを落とすように磨いてからオイルを塗ってあげるときれいに仕上がりますので、ご家庭でもチャレンジしてみて下さいませ。
お使いの家具などの普段のお手入れやメンテナンスのやり方についても、ボー・デコールのスタッフにお気軽にお問い合わせくださいませ。
ボー・デコールでは「新潟市 地域のお店応援商品券」をご利用いただけます。
是非ご活用ください。