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今日のギャッベ『お守り』

投稿日: 2020年3月24日

カシュガイ族は、嫁ぐまでに母からギャッベの織り方を教わる風習があり 祖母から母、母から娘と技術と想いが数百年と受け継がれております。 結婚という幸せや未来への期待とともにお姑さんや大家族と仲良く出来るか・・・など不安にも 気持ちの拠り所となる母との思い出や家族を思い返せる存在でもあるアートギャッベ 結婚式のような華やかさと悪いもの(思考や妬み)からも守ってくれる菱形のメダリオンデザ...続きを読む

今日のギャッベ『夕日に染まる』

投稿日: 2020年3月23日

夕暮れ時に、大地が真っ赤に染まる瞬間を描いた一枚。 遊牧民の男性は、羊に餌を食べさせるため朝から遠くの豊かな緑を求めて出かけていきます。 それを待つ女性にとって、この空の色は家族が帰ってくる時の色。 この時間が一日で一番嬉しい。そろそろ帰ってくる頃だろうか?帰ってきたら、一日が無事であったことに感謝しよう。 家族が帰ってくるのを待ち遠しく想う気持ちを、美しい風景に込めて。 ...続きを読む

今日のギャッベ『のびる』

投稿日: 2020年3月22日

天まで届きそうな、大きくのびた木。ここまで大きくなるまでには、どれほどの年月がかかるのでしょう… ギャッベのふるさとザクロス山脈は、雨が少ないとても乾燥した地域です。大きく育つ草木は少なく、生えているのは背の低い灌木ばかり。そんな環境で見る大樹は、遊牧民にとって特別な存在です。 この木のように、子どもが大きく成長できますように。家族が健康に長生きできますように。そんな願いを込めて、ギャ...続きを読む

今日のギャッベ『威厳』

投稿日: 2020年3月21日

ギャッベでは、深い知恵と豊かな財力、そして強さと権力を持った存在として描かれるライオンの文様。 男の子が産まれたお祝いや、身近で大事な家族を守ってくれるように祈りを込めて織られています。家族を守ってくれる頼りになる存在である主の顔をライオンに当てはめたりするのもそんな思いが感じられます。 この主は、威厳ありながらも穏やかな顔立ちをされていますね。お花を愛する優しい方なのかもしれませんね...続きを読む

今日のギャッベ『芽吹き』

投稿日: 2020年3月20日

羊を連れて移動生活を送る遊牧民にとって、春の訪れは何よりの喜び。 水や緑の絶えない豊かで幸せな日々が続くようにと、春の芽吹きを絨毯に織り込みます。 春の景色を閉じ込めた朗らかなギャッベを見ていると、なんだか心が温かくなってくるようです。 【芽吹き size:128×84】   ...続きを読む