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【スタッフのじゅうたん紹介④】いつでも私に寄り添ってくれるもの

こんにちは。スタッフTです。
このシリーズは私が最後になりますので、何をお話ししようかと考えたのですが、じゅうたんに対する私の思いの変化を聞いていただこうかと思います。
しばしお付き合いいただければ嬉しいです。

目次

インテリアとしてのじゅうたん

インテリアやコーディネートを考えた時、じゅうたんのことって考えますでしょうか。
私がまだお客様としてボー・デコールに来ていた頃は全く考えていませんでした。

ソファがあれば十分、フローリングだから何もなくてもいいけど適当なものがあればいいかな、という程度でした。

ボー・デコール店内のじゅうたん売り場

じゅうたんをインテリアとしてこだわりたいと感じたのは素敵な一枚に出会ってからです。

アートギャッベというものがどんなものか、当時のスタッフから聞いて、
玄関にこんな高価なものを敷いていいのかという不安が少しづつ無くなっていきました。

初めて選んだギャッベ

イランの遊牧民の女性が自分たちの暮らしのために織り始めたじゅうたんは、やさしい色合いで自然や暮らし、あらゆる自分を取り巻くものに感謝と願いが込められています。
心がホッとする色合いは草木染めのため、均一ではない色の濃淡に深みが出るのです。
いつも家に帰ったときにこの素敵な一枚が迎えてくれたらどんなに幸せな気持ちになるのかを考え、高価なものを買う不安よりワクワクした思いに変化していきました。

インテリアとは自分の暮らしや生き方を楽しいものにしてくれるものです。
じゅうたんはまさにそんなインテリアの一つだと思います。
ちなみに当時のスタッフとは今でも仲良くしていて、こんな思いに気付かせてくれたことに感謝しています。

 

選んだ理由

なぜその一枚を選んだのか。
選び方は人それぞれだと思いますが、私はまさに直感です。
最初に選んだ一枚は、まさに子育て真っ只中で一生懸命になって身も心も疲れ切っていました。
そんな時にギャッベの赤がやさしく元気をくれ、小さな女の子2人が重なって「これだな!」と思ったことを15年経った今でもはっきり覚えています。

目が離せなかったオールドギャッベ

次にボー・デコールで働き始めてから出逢ったのがこちらの一枚。
今はベッドサイドに敷いて楽しんでいます。

こちらはオールドギャッベなのですが、一目見てから目が離せませんでした。
お店の中を通るたびに気になって「お嫁に行けなかったらお迎えしようかな」と思っていたのですが、とうとう「誰にも渡したくない」と思うようになり決めました。
その間、1週間くらい。
全体の雰囲気と色のバランスが素敵だったからと思いますが、後から文様の意味を知って驚きました。
その話は気になる方がいらっしゃいましたらお話させていただこうと思いますので、スタッフTまでお声がけください。

出逢いは突然ですが、それを逃さないことで今の幸せにつながっているのではないかと思うのです。

15年経って感じる思い

15年一緒に人生を歩んできたギャッベ。私が初めて選んだギャッベです。

今回、改めてまじまじと見ると、随分と色褪せたなと感じました。
大事にはしていたのですが、干した方がいいと思って真夏の太陽にガンガンにさらしていました。
今思えばそこまでする必要がなかったのですが、それでも色が抜けきっていないところが、さすが草木染め!
娘が「私はこっちの子!」とどちらも同じなのに取り合ったり。小さなサイズですが、色んな思い出が詰まっています。

今でも特別な一枚であり、玄関は卒業して別の場所に移動しました。
これからもずっと一緒に楽しくやっていこうね♪

幸せってささやかなこと


私の一番のおすすめは朝。起きたてで素足をじゅうたんに乗せた時の気持ちよさは格別です。
皮膚は「脳」に直結していると言われています。確かに触覚は心に大きく影響しますよね。
小さなささやかなことですが、それが幸せなのではないかと感じるこの頃です。

最近、迎え入れたのはオールドライオン。

ずっと欲しかったライオンギャッベということもありますが、今の私に必要な出逢いだったのかもしれません。

少しづつ好きなものに囲まれて、小さな幸せを大事にしていきたいと思います。
そんな出逢いを皆様にも訪れることを願っています。

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