先日素敵なご自宅にソファのお届けに行ってきました。
デンマークを代表するデザイナー“フィン・ユール”のソファです。ボー・デコールでも長年展示をしていたので、見かけたことがある!という方も多いのではないでしょうか。(残念ながら現在は展示がないのですが…)
過去の北欧の椅子展の様子
フィン・ユールのデザインする家具は、まるで彫刻のような美しさもあり、ほれぼれするフォルムが特徴です。家具好きが最後に行きつく椅子ともいわれるのも納得です。
今回はサクラの木を選んでいただきました。サクラは経年変化で徐々に飴色に変わっていく木です。展示していたソファは10年近くのときが経っていたのでだいぶ色づいていたのですが、出来立ての桃色がかった色もとても綺麗ですね。
早く色が変わってほしいような、貴重な出来たての色をもっと楽しみたいような…そんな複雑な気持ちにさせてくれます。もちろんいい意味で。新品のころも、古くなっていった姿も、きっとどちらも同じくらい愛らしく思えるはず。長く愛せる家具は本当に素敵です。
フレームと座面は真鍮で繋がっていて、この異素材の組み合わせにも心くすぐられます。ピカピカの真鍮も新鮮。木も真鍮も、ここから時間をかけていい味に変化していくのが楽しみですね。
こちらの絨毯は、以前ご購入いただいていたアートギャッベ。とてもよく馴染んでいました。これはアートギャッベの中でも、特に織りの技術が高い“ルリ族”が織り上げた“ルリバフト”と呼ばれる絨毯です。
素朴でカジュアルな柄が多い印象のギャッベですが、古典的でアート性の高い文様が多いルリバフト。
品のあるデザインで、上質な北欧家具との相性も抜群なので、お店の展示でも、デンマークの家具にはついルリバフトを合わせてしまいます。
ちなみにY様はダイニングの下にもルリバフトをお使いいただいていおります。どちらもとても素敵ですよね。Y様がお持ちの絨毯は、細かなザクロの文様が華やかで、珍しいデザインと色合い。そしてとにかく毛質が上質でとても柔かく気持ちがいいのです!当時お店のスタッフ間でも話題になるくらいの気持ちよさでした。画像では伝わらないのが残念ですが…。
お家にお邪魔させていただくたびに触らせてもらっています。(笑)
お嫁に行ったギャッベにまたこんな風に再会できるのも、とてもありがたいことです。
Y様いつもありがとうございます。次回はソファの経年変化を見れることを楽しみにしていますね。