アートギャッベを織る南ペルシアの遊牧民が暮らす土地は、雨が少なく乾いた大地が広がっています。雪解け水が流れる期間も短く、水はとても貴重なもの。
そして、乾いた風に砂が舞い、少しグレーのような空の日も多いです。そんな自然を眺めながら織り上げたこの一枚。
高くて広い大空、健康や長寿を願う木々。
きらきらと光を浴びて輝く湖、淡い色合いで木々が映る水面。
とても貴重なものだからこそ、感謝を込めて沢山の空や水を感じる絨毯を織り上げたのかもしれません。自然に寄り添い、日々の暮らしを大切にしている様子が思い浮かびます。
【湖 size:127×78】