おはようございます。
本日は、アートギャッベのルーツとなっているオールドギャッベをご紹介致します。
ギャッベは、カシュガイ族というイランの遊牧民たちがテントの中で敷くためのもので、
文様や色合いに願いを込め、お嫁入や子供が産まれたりと人生の節目に織っていた絨毯です。
現代の繊細で色彩豊かなアートギャッベも素敵ですが、
オールドギャッベは、原始的でエネルギッシュで個性的。
ポールメダリオン
パッチワーク柄のオールドギャッベ
たくましいオールドライオンギャッベ
こちらもライオン?
文様の大きさも大きく、動物の形もはっきり分かります
毛足も長いのも特徴で、
本来横糸を多くして、時間短縮や丸めて移動しやすく作られた織り方です。
オールドギャッベの大きさは、遊牧している期間で織れる畳1帖分ほどの大きさが多いのですが、
上記のものは、現代のように織り機も大きくし始めた頃のサイズで非常に珍しい大きさです。
このように数人で大きなサイズを織り始めた頃の貴重な一枚です。
500年以上前から織られているといわれているギャッベも世界中に知られるまでにも
歴史や変化もあり、織りやデザインも精巧になっています。
しかし、変わらないものとして、カシュガイ族として、女性として、
綺麗なものを作り上げるというアイデンティティーや文様や家族に対する想い・・・
ボー・デコールでは、綺麗なアートギャッベを数多く紹介しておりますが、
ギャッベを使う上でも知って頂きたいカシュガイ族の人柄や歴史・文化などの背景も
伝えていきたいと考えております。
野菜や工芸品と同じようにどんな人が作っているものか知っているだけでも愛着が湧いてくるはずです。
オールドギャッベやオールドキリムも新潟店では、取り扱っておりますので、
古いものやより個性的な絨毯やラグがお好きな方は、是非ご覧になって下さい。