こんばんは。
国産一枚板と飛騨高山のテーブル展の初日でしたが、
荒れた天候の中、たくさんのご来店ありがとうございました。
そんな悪天候の晴れ間にきれいな虹がかかり、気持ちも晴れやかになりました!
さて、本日は木材について新しい見方をご紹介いたします。
一般的な見方ですと木材は、『針葉樹』と『広葉樹』で分けられます。
一般的なイメージとして
針葉樹・・・マツやスギのように年間を通じて葉を一斉に落とす時期がない木で、細胞・組織が単純な木
広葉樹・・・ナラやブナのように冬に落葉する木で、細胞・組織が複雑な木
(※落葉しない広葉樹もたくさんあります)
一枚板で代表的な針葉樹は、シベリアンパインやオレゴンパインなど寒い地域で生息するマツ
広葉樹は、ケヤキやトチ、家具などで人気なウォールナット材etcたくさんあります。
そんな広葉樹の中でも、大きく2つに分類することが出来ます。
『環孔材(カンコウザイ)』と『散孔材(サンコウザイ)』です。
インテリアショップや家具屋さんでは、木の種類の説明はあっても
このような分類で説明することはないでしょう・・
そんな専門的な新しい木材の種類の選び方をご説明いたします!
環孔材とは導管が環状に並んでいる材です。
年輪に沿って導管(養分が行き渡る管)が並んでおり、環状に孔が空いているから環孔材と言われています。
環孔材の特徴は、導管が太く、木目がハッキリと現れ、、手触りとしても凹凸を感じれるのも特徴です。
環孔材として、ナラやタモ、ケヤキが代表的です。
一方で、散孔材は導管の配列が整っていません。全体に満遍なく導管が散らばっているので、
散孔材と呼ばれています。
散孔材の導管は細く、木目が主張せず、手触りがスベスベしているのが特徴です。
代表的な散孔材として、トチやサクラ、クルミ、水目サクラ、ウォールナット材・チェリー材などがあります。
特にトチの触り心地はスベスベしており、絹糸の肌触りと評されるほど滑らかな触感を楽しむことが出来ます。
一枚板やハギテーブルには、木材の色や形・木目だけでなく、肌触りも選択肢の中にあるのです。
あなたは、環孔材派(木綿派)?散孔材派(絹肌派)?
好きなタイプの木材を聞くと、どちらかに当てはまるのです。
一枚板との出逢いだけでなく、自分の好みが木綿派か絹肌派を確かめる楽しみもありますよ。
マニアックな木材の選び方は、いかがでしたか?
国産一枚板と飛騨高山のハギテーブル展
11/23(土)~12/17(日)
ダイニングテーブル・座卓が勢揃い