こんにちは。
早いものでもう11月が終わります。
来月は12月、年の瀬ですね。
つい最近お正月だった気がしたのに…
昔は母がそんな風に言っていたのを笑って聞き流していたのに、本当にそう感じるものなのですねぇ。
年々、一年経つ速さが加速しているように感じています。
さて、年末年始ともなれば家族や友人が集まって食事をしたり、おもてなしをする機会も増えてくる季節。
そこで今回ご紹介するのはこちらの箸置き。
『光』をテーマに、鋳肌を活かして形作られた、真鍮の箸置きです。
左から 閃光(2個入り)、三つ月(3個入り)、四つ月(4個入り)
小さな箸置きはしまう時にどうしてもバラバラになりやすいもの。いざおもてなしの時に使おうとしたら見つからないなんてことがないよう、木箱に美しく収納されています。
こちらは明治30年創業の真鍮鋳物メーカーにより職人さんの手によって生み出されたもの。
真鍮は耐腐食性が強く、加工が比較的容易なため、古くから建築、船舶、家具など、様々な分野で使用されています。
そして風合いが柔らかく、光沢も優雅なので美術工芸品としても長く使われてきている素材です。
特にこちらの箸置きはメッキや塗装などをしない『無垢の真鍮』で作られているので最初はピカピカとしていますが、使い込むうちに徐々に色合いが濃くなってきます。そして使えば使うほど、表面が酸化して独特の味わいが出てきます。
真鍮は時間と共に人と場所に馴染んでいく素材です。
無垢の真鍮なので金属研磨剤や磨き布などで磨けば、元の輝きを取り戻すこともできます。
使い込んでいって味わいを出していくのも一つ、おもてなしの度に磨き上げてお客様をお迎えするのも一つ。
ぜひこの使い込むことにより味わいが出ていく真鍮の箸置きを実際にふれて、その美しさを見ていただければと思います。