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【アートギャッベ】手紡ぎの糸

こんばんは。

本日も「秋の手織りじゅうたん展」にたくさんのご来場いただきありがとうございます。

引き続き、イランから来てくれた織り子さんがお店で大きなギャッベを織ってくれています。

2人は姉妹なので息もぴったり。シャーネ(ギャッベの目をつめる道具)で叩く音が店内にリズム良く響いています。

 

ギャッベを織っていく作業もとても難しく時間がかかるのですが、

アートギャッベにとって大切な工程が、「糸を紡ぐ」作業です。

機械ではなく人の手で紡ぐことで、糸の太さの違いが生まれ、染めて色をつけた時に綺麗な色ムラが生まれます。また、アートギャッベ特有の素朴さや温かみも、この手紡ぎから生まれています。

姉のニンタジさんは糸紡ぎがとても上手。

刈りとった羊の毛のかたまりを、左腕にからめて・・・

右手で羊毛を細く引っ張りながら・・・

糸巻きを錘にして、くるくる回していくと糸が出来上がります。

ニンタジさんは簡単そうにやっていますが、この作業がとても難しいのです!

私も何回も教えてもらいトライしましたが、糸が太すぎたり、逆に細すぎて切れてしまったり、そもそも糸巻きをくるくる回転させることさえできませんでした(+_+)

 

妹のセイナブさんも糸紡ぎにトライ!

ギャッベ織りの高い技術があるゼイナブさんでも、糸紡ぎは難しいようで、

 

ニンタジさんが優しく教えてくれました♪

実は2人は、10人兄弟の1番上のお姉さんと、1番下の末っ子。

ギャッベの織り方もニンタジさんが先生となって、妹のゼイナブさんに教えたようです。

世界無形文化遺産にも登録されている高い織りの技術は、家族から次の世代へと受け継がれているのですね。

織り子さんがいらっしゃるのは明後日24日の午前中までです!

 

 

 

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